みんなの当直表

当直表の作り方|手作業・Excel・アプリの比較と公平に組むコツ

最終更新: 2026年7月

当直表の作成は、多くの医局・病院で特定の誰かに集中しがちな「見えない業務」です。全員の希望を集め、学会や外勤の予定を避け、回数や負担が偏らないように組み、確定後の交代にも対応する——毎月これを手作業で回すのは簡単ではありません。この記事では、当直表の作り方を手作業・Excel・アプリの3つに整理して比較し、どの方法でも役立つ「公平に組むコツ」をまとめます。

当直表づくりの3つの方法を比較する

方法向いているケース主な課題
手作業(紙・ホワイトボード)3〜4人程度で当直枠が少ない職場希望の聞き漏らし、公平性の根拠が残らない、作り直しが大変
Excel・スプレッドシート表の形式にこだわりたい、既存の運用資産がある希望収集は別手段(紙・LINE)が必要、割り当ては結局手作業、数式やマクロの属人化
当直表アプリ希望収集から公平な割り当てまで自動化したいメンバーへの導入案内が必要(代理入力機能があれば全員導入は不要)

Excelのテンプレートは「表を清書する」工程は楽にしてくれますが、希望を集める・公平に割り当てるという、当直表づくりで最も時間のかかる工程は解決しません。この2つを自動化できるのがアプリ方式の利点です。

手作業・Excelで起きがちな3つの問題

  • 希望があちこちに散らばる紙・口頭・LINE・メールで届いた希望を1つの表に転記する際に、見落としや転記ミスが起きます。
  • 「なんで自分ばかり」が説明できない回数は同じでも、金曜や祝前日など負担・単価の大きい枠が特定の人に偏ると不満が残ります。手作業では給料換算までは追い切れません。
  • 確定後の交代が反映されない口約束の交代が表に反映されず、当日に混乱が起きます。

どの方法でも役立つ「公平に組むコツ」5つ

  1. 希望の締切を固定する毎月「前月の◯日まで」と決め、締切後の変更は交代で対応します。
  2. ルールを明文化する週の上限回数、当直と日直の月上限、連続当直を避ける間隔(例: 中2日)を先に決めます。
  3. 回数だけでなく単価差も見る金曜・土日・祝日関連の単価が高い職場では、給料の最大−最小の差も揃えます。祝日は、下記のとおり翌日が休みかどうかで単価を判定します。
  4. 同じ枠に入れない組み合わせを決めておく指導医と研修医のバランスなど、同枠NGペアを事前に定義します。
  5. 交代の手順を決める交代案を作ってから相手に打診し、合意後に表を更新して全員に再共有します。

祝日の日直・当直単価の判定ルール

祝日を一律に日曜単価にはしません。「翌日も休みか」を先に確認し、次のように分岐します。

  • 翌日も休み(祝日・土曜・日曜): 土曜日と同じ日直・当直単価(saturdayDay / saturdayNight)を使います。翌日が休みの土曜と労働条件が同じだからです。
  • 翌日が平日: 従来どおり日曜日と同じ日直・当直単価(sundayDay / sundayNight)を使います。

例えば、5月3日の翌日が5月4日の祝日なら土曜単価です。月曜の振替休日の翌日が通常の火曜なら日曜単価です。この判定は、合計給料・給料差の計算と自動最適化にも同じように反映されます。

アプリで自動化する場合の流れ(みんなの当直表の例)

無料アプリ「みんなの当直表」では、上のコツをそのまま仕組みにしています。流れは3ステップです。

  1. ルームを作る対象月と、週上限・月上限・間隔・同枠NG・給料単価などのルールを設定します。
  2. PINで希望を集める参加者はスマホやブラウザから「可・希望・厳しい・別業務」を選ぶだけ。アプリを使わない先生の分は代理入力できます。
  3. ワンタップで確定ルールを守りながら、希望の実現を最大化しつつ回数差・給料差まで揃えた当直表を自動作成し、PDFで配布できます。

公平性の考え方は「当直の割り振りを公平にする方法」で、希望収集の移行手順は「当直の希望収集をアプリに変える方法」で詳しく解説しています。

当直表づくりを、自動で公平に。無料で始められます。

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